「うま味」って、皆さんももう当たり前のように使う言葉ですよね。でも「発見」されたのは、実は明治時代も終わりの頃だということ、ご存知でしたか?発見者は東京帝国大学の池田菊苗博士。「だしにこんぶを使うと、なぜ料理がおいしくなるのか?」という謎を解明する過程で、こんぶのだしのおいしさの正体「グルタミン酸」を発見。これを「うま味」と名づけたのがはじまりでした。その後、かつおぶしに含まれている「イノシン酸」、しいたけのうま味「グアニル酸」も、別の科学者たちによって発見されていきます。普段から使っている「うま味」という言葉、実は科学の力で発見された新しい味覚なんですね。
「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」、3つの代表的なうま味成分を合わせると、相乗効果でおいしさが飛躍的に増します。つまり、うま味の「かけ算」ですね。この3つのうま味成分を、うまくブレンドすることで生まれたのが「いの一番®」。こんぶ、かつおぶし、しいたけの絶妙のハーモニーは、発売以来、長~く愛され続けてきました。サッとひと振りするだけで、家庭の味に厚みやコクをプラスできる理由はここにあるんです。
「いの一番®」が世の中に誕生したのは昭和36年のこと。以来、半世紀以上にわたりロングセラー調味料として、世代を超え愛されてきました。それには、確かな理由があります。何よりおいしいこと、それがいちばんの理由でしょう。しかし、それだけではありません。「いの一番®」のこんなポイントも「愛され調味料」たる所以です。
- 1. どんな食材、どんな料理にもよく合う!なじむ!
- 和食でも洋食でも中華でも、どんなメニューにも使いやすいところも、「いの一番®」が支持されてきたポイント。「いの一番®」の顆粒は、無色・無臭でサッと溶けやすく、余計な色も香りもつきにくいのです。さらに、長い時間煮てもうま味が損なわれたり味が変わったりしにくいから、煮込み料理にもぴったりです。
- 2. 厳選された原料と安定した品質。だからいつでも!
- 「いの一番®」は、さとうきびやとうもろこしなどからとれる糖蜜やデンプンを原料としています。さらに、長い間保存しても品質が安定しているため味が変わりません。「いの一番®」には「賞味期限」の表示がないことをご存知ですか?つまり、それぐらい品質が安定しているということなんです。
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- 高度成長期とともに
「いの一番®」誕生 - 家庭用「いの一番®」が発売された昭和36年(1961年)といえば、日本が高度成長期を迎え、当時の池田勇人首相が「所得倍増 計画」を発表したちょうどその頃でした。 ※業務用「いの一番®」は、昭和37年(1962年)からの発売開始
- 高度成長期とともに
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- 暮らしの豊かさとともに
「欠かせない」存在に - 昨日よりも今日、今日よりも明日...暮らしが、社会が、少しずつ豊かになっていく。「いの一番®」はそんな時代に、日本中のご家庭に普及し、「わが家の味」に欠かせない必需品となっていきました。
- 暮らしの豊かさとともに
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- 時代は変わっても
「わが家の味」は変わらない - やがて、時代とともに人々の生活は多様化していくことに。しかし、台所に「いの一番®」がある風景は変わりませんでした。親から子へ、子から孫へ、「いの一番®」がつくる「わが家の味」は今も受け継がれています。
- 時代は変わっても